きょうされん「わたしたちのめざすもの」


「きょうされん」は、その前身を共同作業所全国連絡会(略称・共作連)として1977年8月7日に結成されました。結成の目的は、国に対する全国規模での要求運動を展開していくことであり、各地の共同作業所づくり運動の経験を深め合うことにありました。

無認可の共同作業所による連絡会組織としての出発でしたが、現在では働く場に加えて活動の場や生活の場、生活支援センターなど、成人期障害者の地域生活を支えていくための多様な社会資源による事業体組織として、また、運動体として新たな発展を遂げつつあります。

わたしたちの地域を舞台とした労働と生活の営みは成人期障害者の発達と健康の保障を現実のものとし、また絶え間ない要求運動は、関連する法制度の拡充においてもかけがえのない成果を築いてきました。しかし、一人ひとりが働くことの喜びと生活のゆたかさを真に実感し、ノーマライゼーション社会の実現という視点からするならば、わたしたちの実践とそれを支える条件はまだまだ不完全な状況にあります。

わたしたちは、あらゆる障害に対して、また障害の重い人びとを絶えず念頭におき、共作連結成時の志を礎として、次の諸点を不断にめざし実践、経営、運動を発展させていきます。

  • わたしたちは、障害のある人びとが労働を通じて社会に参加し、また、地域でのゆたかな暮らしを築く権利の保障をめざします。
  • わたしたちは、障害のある人びとと関係者一人ひとりが大切にされる事業体として民主的な経営をめざします。
  • わたしたちは、地域における共同の事業や運動をすすめ、障害のある人びとが生きがいと誇りをもてる社会をめざします。
  • わたしたちは、障害のある人びとの夢ある明日をめざし、科学と創造の視点を大切にしながら団結して前進します。

わたしたち「きょうされん千葉支部」は、きょうされん会則第3条および、きょうされんが掲げる「わたしのめざすもの」を指針に、千葉県内の地域課題の解決と会員の要求に根ざした活動を行うことを目的とします。

きょうされん会則第3条
「障害のある人びとの働く権利、活動に参加する権利、生活の権利など、人間としての諸権利の保障を追求し、関係者一人ひとりが大切にされる事業体を基礎にしながら、市民と共に住み良い社会づくりをめざすこと」